“チーズに関する、ちょっと人に言える蘊蓄セミナー”「厳選。日本の誇るチーズたち」最終回 [市川ワインスクール]

昨日3/4、永井万希子先生の講座
「厳選。日本の誇るチーズたち」⑥フランス系チーズも本格派Ⅲが開講されました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

それでは当日の講義風景をご紹介いたします。

【試飲ワイン】
ピノ・ブラン V.V.  2005 / ショフィット(フランス・アルザス地方の白ワイン)
プイィ・フュメ 2006/ カイユブルダン(フランス・ロワール地方の白ワイン)

【試食チーズ】
チーズの試食ではなく、どうして牛乳???
想いやりファーム
想いやり生乳(日本で唯一の無殺菌牛乳)
「想いやり生乳」は搾ったまま一切手を加えていない自然のままの乳、加熱殺菌・ホモゲナイズした牛乳とは全く違う乳です。日本の牛乳の販売は食品衛生法により、殺菌効果を有する方法で加熱殺菌すること」と定められていますので、「想いやり生乳」は牛乳ではなく、生乳として販売されています。ヨーロッパの昔ながらのナチュラルチーズは無殺菌乳で造られるため、殺菌乳チーズより厳しい許可条件をクリアし、チーズの製造を行なっています。このような乳質の違いは、それを原料とするチーズの味や製造法にも大きく関わるのは当然のこと。
想いやりファームさんでは健康でストレスのない牛達によって殺菌を必要としない乳を生み出しています。自然の乳なので、酵素・乳酸菌がすべて生きています。酵素は45℃、乳酸菌は50℃で死滅します。殺菌乳は栄養は残りますが、乳本来の力を備えているのは「想いやり生乳」と言えます。

これはかなり感動の味わいでした。本物の乳って飲むとスウッと体に馴染むんですよ。後味もさっぱり!!美味しい[かわいい][かわいい][かわいい]

風の谷ファーム・白馬
白馬の放牧ヤギのチーズと米油とプロヴァンスのハーブ
シェーブルオイル.JPG風.JPG
フロマージュ・ブラン(下・写真の右上)

ニセコ・フロマージュ
マンステールタイプのウオッシュチーズ(下・写真の左下)
山のチーズ(下・写真の右下)
ST330100.JPG

どれも皆美味しく頂きました[ぴかぴか(新しい)]特に白馬の放牧ヤギのチーズと米油とプロヴァンスのハーブは目からウロコ!!の驚きの味わいです。シェーブルチーズが苦手な方でも大丈夫!美味しく召し上がれるかと思います。また、フロマージュ・ブランも本当にフレッシュで優しい酸味の上品な味わいでした。風の谷ファーム・白馬さんではヤギのミルクは一日1回搾乳し、残りは子ヤギの為にとっておくそうです。ですから母ヤギの体に負担のないよう、赤ちゃんヤギがすくすく育つよう、気を配りながらチーズ造りに励んでおられます。
スキーのメッカであるニセコでチーズを造るのは関 規明さん代表のニセコ・フロマージュ。東山スキー場の麓に小さな工房を構えて、チーズ造りをしています。関さんはスノーボードのアルペン競技で国体優勝という成績を納めたり、長野五輪ではボードチームの監督を務めた元アスリート。今回、試食したチーズは本格的ながらも親しみ易い、食べ易い味わいで、チーズ好きの方でしたらどの方にもお勧めです。白ワインだけでなく、赤ワインにも合う、コクと旨みのしっかりとしたチーズでした。


「厳選。日本の誇るチーズたち」は今回が最終回となりました。ありがとうございました。
次回はまた新たなテーマにて、チーズとワインのセミナーを開催する予定です。日程など、詳細はまだ決まっておりませんが夏が来る前には始められるようにしたいと考えております。
今後共、宜しくお願いいたします。
nice!(1) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。