154回 武蔵屋酒舗ワイン会のご報告 [夏秋武蔵屋酒舗]

今週の水曜日は毎月恒例のワイン会でした。
悪天候の中、ご参加くださった皆さま、誠にありがとうございました。


154回 武蔵屋酒舗ワイン会


日時:2012年2月29日(水)19:00~
会場:フェリア
会費:6,000円


テーマ「スペイン・マヨルカ島のワインを楽しむ」

まれにみる極寒の冬ですが、フェリアのミモザのつぼみも黄色に色づいて
春はもうすぐそこまで来ているように見受けられます。
この寒い中、気分だけでも楽しくなるように「地中海の楽園」マヨルカ島のワインを楽しみます。


ワインリスト

クアトロ・キロス・ヴィニコラ 4 Kilos Vinicola


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・ドセ・ヴォルツ 2009 12Volts  ¥3,885
 赤・フルボディ
 ブドウ品種 カイエット・フォゴネウ20%、カベルネ・ソーヴィニョン20%、メルロー30%、シラー30%
・クワトロ・キロス 2007 4Kilos  ¥7,350
 赤・フルボディ
 ブドウ品種 カイエット&フォゴネウ40%、カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー10%


ユニークな生産者名はお金の重量から。情熱が造りあげたワインです。

フランセスク・グリマール(Francesc Grimalt)とセルヒオ・カバジェーロ(Sergio Caballero)
が意気投合し、2006年立ち上げたプロジェクト。
フランセスクは、もとよりマジョルカ島の在来品種を守ることに情熱を傾けた醸造家として
名高く、一方、音楽業界でキャリアの長いセルヒオはイメージ作りに貢献しています。
品質への高い志と、やり遂げるという信念さえあれば、経済的に充分なものがなくても
良いワインが造れることを証明しようと、意気揚々、二人の立ち上げ資金併せて
わずか320万円(400万ペセタ)で醸造所を立ち上げました。
最初の年は醸造設備がなかったので、考えた末に収穫量の半分は牛乳の冷却用タンクを使用。
これが容量に対して表面積が広いために果帽との接触が具合よく、好結果となりました。
残りはバリックの天板の片方を外して発酵樽として使うという新手の荒技を採用したものの
しかしながら毎年ぶどうの質を判断しながらきめ細かい醸造法をとっていくので、その後も
決まった方法というのが存在しないそうです。
スペインでは、100万ペセタが1キログラムくらいの重さがあるというイメージがあるために
醸造所の名前は“4キロ”。知る人ぞ知るワインとしてすでに話題が集まりつつある生産者です。
葡萄栽培、ワイン造りには真面目さを感じます。
またワインのインフォメーションでは本当にユニークで、ワイナリー名の4Kilos(クアトロ・キロス)
と同じ名前のワインと、12Volts(ドセ・ヴォルツ)の二種類のワインだけを造っています。


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ボデガ・マタドール Bodega Matador/アン・ネグラ醸造所(テルモ・ロドリゲス プロデュース)

・ピジュアン 2003 Pijuan  ¥6,300
 赤・フルボディ
 ブドウ品種 カイエット90%、マント・ネグロ、フォゴネウ10%
 生産量 3000本のみ
スペインの超高級美術誌“マタドール”とテルモ・ロドリゲスの企画によるマタドールシリーズ
として特別に造られたワインです。マタドールは1年に1冊、スペインの現代アートの
トップアーティストを取り上げ、1冊1冊が本の大きさも形もまちまち、そのアーティストの
作品にあった編集が有名な美術誌です。アーティストの代表作品をエチケットに使い
毎年テルモと他の生産者のコラボレーションでワインが1本ついてくることでも話題に
なっています。非常に生産量が限られているこのワインは、雑誌のメンバーの方、博物館
予め割り当てを受けたレストラン等、国内外の極限られたところにいきます。
この3000本のみが存在する希少なワインです。どのマタドールシリーズも1回限定生産で
普通のワインのように毎年造られる訳ではありません。


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154回 武蔵屋酒舗ワイン会のワインリストとご説明は以上です。
次回のワイン会は2012年3月28日となります。

宜しくお願いいたします。
お申し込みやお問い合わせ等、コチラからどうぞ。

市川ワインスクール/問い合わせ・申込フォーム


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