蘇(そ)について [市川ワインスクール]

蘇(そ)は、8世紀~10世紀頃の日本で最初に作られたチーズです。製造方法は熱凝固。(チーズにはいくつかの凝固法があります。)その蘇をさらに熟成したものを醍醐(だいご)と呼びます。

仏教の大乗経典「大般涅槃経」(だいはつねはんきょう)の中に、五味として順に乳→酪→生酥→熟酥→醍醐として (一番美味しいもの=醍醐)記載されています。

この涅槃経に説かれる仏教用語が皆さんご存知の言葉、醍醐味(だいごみ)最後にして最高のものであるとして例えられ、最上級の味を意味しています。

今回の講義で試食にお出しした蘇(そ)は宮崎県の中西牧場さんの甘乳蘇です。

味わいは濃厚で自然な甘み、上品な甘さで美味。きっと万葉の時代の天皇家や高級貴族の贅沢な食べ物だったんでしょうね。

蘇(そ)は牛乳の凝縮した栄養たっぷり!!お子様からご年配の方まで安心してお召し上がりいただけますよ。お使いものにもおすすめです。

こういう珍しいものをいただく機会も中々ありませんので、
“チーズに関する、ちょっと人に言える蘊蓄セミナー”「厳選。日本の誇るチーズたち」
はとってもタメになる、有意義な経験の出来る講義でした。
次回はどんなチーズがいただけるのか・・・楽しみです。
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